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古道具
知り合いの工房に立ち寄ってみました。
工房の隅っこに良い古道具がありました。。。。。
古いチョウナ( 釿 )です。
当社が北米の解体現場から仕入れているチョウナ( 釿 )で削り出したBEAM材の表面には、Hand Hewn と言われる手斧跡がついておりますが、このようなチョウナ( 釿 )で、100~150年前の人たちが、丸太から角材に加工していたのですね。。。。。
当社のこの商品がチョウナ( 釿 )跡のBEAM材です。
http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
古いドリルです。
これを使ってBEAM材の穴を開けていたわけです。
こういった古道具には、何か、哀愁を感じますね。
お店などのディスプレイなどにも、良いと思い、「売ってほしい」とお願いしたのですが。。。。。。売り物ではないから。。。と断られてしまいました。
当社のお客さまからも、こういった古道具も取り扱って欲しい。。。。という要望も非常に多く、私どもも、時間があれば、このような古道具も古材と一緒に輸入することは可能なのですが、すいません。。。。。現在は、古材の仕入れに大わらわで、時間が無く、小物系には、手が回っていません。
個人的にも、こういった古道具や古い釘なども大好きなので、そのうち、何とかしますので、もうしばらく、辛抱してくださいね。
北米の建物にBEAMが
今回、立ち寄ったホテルに、古材のBEAMが使われていたので、撮影。
カウンターの色に合わせて、手斧跡BEAMにも、オイルで着色しております。
石と古材、非常に良いバランスですね。
とても心がなごむ豊かな空間ですね。
当社でも日本に在庫しております。
http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
この手のBEAM材は、個体差が激しいため、弊社の古材倉庫(栃木県小山市)にてお客様ご自身でお選びいただいております。 訪問の際は、事前予約をされてくださいね。
古材の加工
我々が北米で買い付けた解体現場からの古材各種は、釘が刺さっておりますので、日本の製材機械では、挽くことができません。
釘を引き抜いて。。。。。ということも色々やってみましたが、古い釘で釘の頭は飛んでしまっており、古材の奥のほうに残った状態のため、引き抜くこともできません。
無理やり古い釘を引き抜きますと、釘の周りごと、ごっそりと取れてしまい、古材も傷んでしまうため、釘ごと製材してしまいます。
ということで、今日は、北米で釘ごと古材を挽いてもらっている協力工場に訪問し、弊社オリジナル古材の製材具合の確認作業です。
弊社の古材フローリングなどは、北米のどこかで販売されているものではありません。原料を自分たちが買い付け、日本で受けそうなサイズやSPEC.を指定して、弊社のためだけに加工してもらいます。
このネットワーク作りも、長年の歳月を要しました。 やはり、なかなか釘ごと木材を製材してもらえる工場はありません。
ということで、我々の古材が日本に入ってくるまでには、色々な人の協力の上に成り立っている仕事です。
1本1本、1枚1枚に、愛着がわきます。
オヤマランバーニュースVol.102
北米南部原産の木目が美しい高級パイン、古材フローリング「ネイリーハートパイン」が商品ラインアップに加わりました。
クラムチャウダー
アメリカ東部をドライブしながら、とある町にてランチタイム。
ジョンFケネディも、ちょくちょく食事をしたというレストランを見つけました。
物は試しに、ここでランチ。店の中へ。。。。。古材ではないのに、レストラン自体が古いため、内装もシック、内装壁の木材も、黒光りしています。 お店の内装は、撮影ししづらくお見せできず。。。。すいません。
ランチなので、軽めに”クラムチャウダー”をオーダー。
色々なクラムチャウダーを食べましたが、ここのは上品!
以前、サンフランシスコの屋台で食べたクラムチャウダーは、下品で絶品!
しばしの休憩でした。。。。結構豪華な方のランチです。
針葉樹手斧跡BEAM
北米を回っていますと、色々な情報が入ってきます。
我々も解体現場から採り出している針葉樹・手斧跡BEAM材ですが、同じものを新築住宅に使用したプロジェクトがあるよ。。。。。ということで、立ち寄ってみる。
BEAM材は、解体現場から採り出された状態は、汚れていますが、日本で住宅に使う場合は、表面をサンディングして、ある程度きれいにしますが、北米は、まさに汚れのまま施工しておりました。 豪快です!
当社では、下記が、該当商品です。
http://www.oyamalumber.com/antique/beam68_910.html
日本のように新建材(無垢ではなく、ベニヤやMDFの上に単板を貼った建材)の建具を使いませんから、これでも違和感はありません。 新建材と古材を同じ空間に施工するのは、要注意です。まったく質感が合いません。90度がきちんとしておりテカテカ、ツルツルの新建材とマットでナチュラル、凹凸感もある古材とは、正反対です。
北米では、無垢の木材、石、紙。。。。という素材がふんだんに使われます。(加工されればされるほど、北米では、高価な建材になります。日本とは正反対) よって、木材は、割れが入ったりは、普通です。
日本のお施主様は、「私は木が好き」という方は多いのですが、割れは嫌、節は嫌、フローリングとフローリングの間の隙間は嫌。。。。」と、木材の特徴を否定する方がいらっしゃいます。
お施主さんだけではなく、プロであるはずの設計士さんや、工務店さんからも、当社によくある質問で、「古材は、反りますか? フローリングは、伸縮しますか?」というものがありますが、「勿論、木ですから反りますし、伸縮します」ということですよね。
割れ、節、伸び縮みは、無垢の木材の特徴です。 ”木材は好き、でも木材の特徴は認められない”というおかしな話が一般化してしまった日本。 何かおかしいですね。
これは、我々木材を扱う業者の責任だと思います。やはり、「木は割れます、捻じれます、伸縮します」という本当のことをお施主に言わない。。。。という責任では?と。
我々木材を取扱う業者が、一般の方にも、木材の特徴、「割れがあるから、節があるから、伸縮があるから無垢の木材なのですよ!ということを、もっと説明していかないといけませんね。
そのなかで、時間をかけて乾燥させ、挽きなおして、乾燥させ。。。。。という長い時間をかければ、木材の動きも、極力抑える手立てはあるのですが、大量生産の工業化住宅には、なかなか難しいでしょうね。
以前、ヨーロッパに無垢材の家具を仕入れに行った際、私は、日本のお客様の要望をヨーロッパの家具工房に伝えました。「節や割れがある部分は、見えないところに使って、捻じれは駄目。。。。。。」。 その家具工房の社長さんから、きつい一言、「あんたは、何を買いに来たんだ。無垢の木材の家具を買いに来たんでしょ。あなたが言っている要望は、木材では無理、プラスチックか何か、そういう物と勘違いしてないか」と。
日本で通用している常識は、世界の常識ではないんですね。
古材虫食いメープル・フローリング
出ました、北米では人気が高い”虫食いメープル”のフローリングです。
日本では、好き嫌いが激しく出るものです。
昔、メープルに虫が食った跡が、特徴です。 メープルはでんぷん質が高いため、虫食い部分が多い樹種です。
原料が入手困難なため、当社では、現在在庫が切れております。
次の入荷が楽しみな古材ではありますね。
久々のLA
久しぶりにLAにやってきました。
青い空、海、温暖な気候。。。。。いいですね。。。。。日本とは別世界。
仕事を終わして、タイルショップなど、ブラブラ。 日本のメーカーさんとは違って、色もバリエーションも豊富ですね。 北米では、キッチンの天板などにも、タイルを貼ったりします。 日本では、「掃除がしにくい」ということで、即却下でしょうけど、見た目は楽しい天板になりますよ。
北米では、ドアなども無塗装で施工して、塗装の色は、その家それぞれ。。。。オリジナル、というケースが多いように思います。
日本も、大量生産、大量消費の時代は終わりが見えてきているので、大量生産に効率が良い規格型の建材や、パターン化された住宅からは、そろそろ脱却し、1棟1棟をこだわって建築する大きなうねりが来てもよいと思いますが。。。。納期はかかってもカラーなどオーダーメイドできる建具など、面白いですね。
長崎 リンクスコース
古材とは、関係ありませんが、休日なので、早朝から長崎でゴルフ。
初めてのリンクスコース、大村湾に突き出した半島のオーシャンパレス・ゴルフクラブ&リゾート、昔の長崎空港CC)。
日本の本州では、海が見えるゴルフコースはありますが、なかなかリンクス”は、ありませんから、貴重な体験。
小さな半島すべてが、ゴルフコース、海と風との戦いの始まりです。
名物の11番ホール、海峡超え。レギュラーで180yard, バックで210yardです。
風が強烈に吹いてます。アゲンストなのか?風は左なのか?右なのか? 林間コースの風とはわけが違います。。。。。海に打ちこんでしまう映像が浮かんで、そのイメージを必死に殺して。。。。
悩んで、打って。。。。。途中でアゲンストの風に流されて。。。。。ボールが止まって見えて。。。。。。(レギュラーからでしたが、)ワンオン!!、いやいや大満足 !!! 我ながらびっくりです。
このコースは、どのホールからも海が見えたり、海がコースの中にせり出していたり。。。。距離はありませんが、落とし所に気を使う、風を読んで攻める、戦略性が高い、大変良いコースですね。キャディーさんも、良かったです。
長崎では、ここですよ。 また是非プレイしたいコースでした。
ホテルもクラブハウスと隣接していて、便利! 上の画像の左側の低い屋根がクラブハウス、右側がホテルです。