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古いワイン樽のディスプレイ棚
古いワイン樽を探して、北米を回っています。
古いワイン樽のふたにも、古材に似た味わいがあります。
ワイン樽は、ホワイトオークの柾目だけを使って製作されます。ホワイトオークの柾目は、高級材なので、建築材料としては、出回りません。
このような古いワイン樽をばらして、その曲線を生かして、知り合いの工房にて、当社オリジナルのディスプレイ棚を数台、製作してもらっています。
画像のように壁にかけて、写真などを飾ったり、日常外出時に持ち歩く、腕時計、携帯電話。。。。などを置いて、出かける前に、このシェルから取り出すなど。。。。色々使えます。
日本に入荷次第の発送で、ご予約を承っております。
商品詳細は、
品番: 777
品名: ピラミッド ウォール シェル
サイズ: W600mm x D90mm x H680mm
小売価格: 26,000円/台(税込 27,300円)送料別途
送料: 納品先と個数をお知らせいただけましたら、都度お知らせいたします。
数に限りがありますので、興味がある方は、info@oyamalumber.com まで、お問い合わせお願いします。 1月には、出荷できる予定です。
古材でドア製作
北米で家具デザインをしている知り合いが、「古材を加工してドアを作った。。。」ということで、見に来ました。
高級住宅の施主様の希望のサイズ、希望のデザインに合わせて、ダグラスファーの古材を釘ごと製材して、製作したオーダードアです。
雰囲気出てますね。。。。製作期間は、複数枚の製作で、古材の吟味から始まって約3か月かかったようです。
良いものですが、日本では、無理ですね。。。。まずは、納期が駄目です。日本の物件は、まずは、短納期が多いので。
お施主様とデザイナー様が、相当まえもってドアのデザインが確定できれば、良いのですが、日本では、間際に最終仕様が決まったりしますので、こういった受注で作る一品物は、なかなか現実的ではありません。
この北米の物件は、施主のセカンドハウスかサードハウス(家を何件か持っている施主様のようです)なので、デザインもこだわって、古材にもこだわって。。。。。工期はあってないものだそうです。
こんな余裕がある仕事って、日本では、なかなかありませんよね。。。。
また、古材は、北米でも超高級品なので、一般的な住宅で見かけることはありません。
建材類は、ほぼ100%オーダーメイドで制作する超高級住宅でのみ、使われています。
参考までに、この高級住宅の中庭に面したパティオが上の写真ですが、芝生の奥は白っぽく写っておりますが、なんと、”湖”なんです。裏庭から湖に出ていける住宅です。
庭から湖に釣り糸を垂らして釣りもできるし、ボードで家の前から湖にも出られる。。。。。というような住宅でした。いやはや、羨ましい限りです。
家の地下室には、暖炉。
暖炉は、古いレンガを探してきて貼り、暖炉の上には、200mm-250mm角の、手斧跡の古材BEAMが鎮座しています。
アンティーク雑貨
古材を探していつものごとく田舎町から田舎町へのドライブ。
雰囲気の良い建物が、あちらこちらに残っています。 日本のように古い街並みに、突然、ピカピカの住宅が建ちあがっての違和感は、あまり感じたことがありません。(私の主観ですが。。。。)
時間に余裕があれば、車を停めて、ちょっとブラブラ歩いてみたりもします。
町を歩くと、車で通り過ぎる際は、見落としてしまうような雰囲気の良いアンティーク雑貨店なども、見つかったりします。
ここには、アンティークの食器などがありました。。。。。中を覗いているうちにすぐに1時間程度は時間が過ぎてしまいます。 こっちは、のんびりと時間が経過しますね。
我々も、時間に追われない仕事をしていきたいものです。。。。。
千葉
リペアーに出していたサーフボードが届いて、千葉へ。
食事はやっぱり、魚です。
胆醤油で!
ついでにもう一丁!
イカのなめろうです。 絶品。
で、夕陽です。 今日は、風が強かった。。。。
よいバーンボードが採れました
古材と言えば、まずは、バーンボードと言われるくらい、古材の入門編と言われる古材です。 入門編でもあり、永遠のアイテムでもあります。 取り扱う会社によって、バーンボードと言ったり、バーンウッドと言ったりします。我々は、バーンボードです。
勿論、当社も、常時在庫品として取り扱っています。
http://www.oyamalumber.com/antique/sw-sk-bd.html
しかし、このバーンボードの仕入れには、ひと苦労があります。
といいますのは、北米でも採れる場所の気候によってバーンボードは、シルバーグレイの色の具合があまり良くありません。当社が買わないものは、色がグレイではなくブラウンのものです。流木のグレイのようなきれいなシルバーグレイが我々の商品です。
当社は、ブラウン色のバーンボードは、仕入れず、できる限りシルバーグレイに風化しているバーンボードを探し求めて、移動しております。
というわけで、今回も、非常に良い風化具合のバーンボードが解体現場で採れました。
とにかくバーンボードの在庫は、日本で切らすわけにはいきませんから、毎回毎回、良いものを探して、良いものだけを仕入れておりますので、今後も期待してくださいね。
ということで、ここで施工例を1枚、ご紹介します。
木材なのにグレイ、非常に乾いた雰囲気が演出できますね。
節の状態など、色々なので、当社の古材倉庫(栃木県小山市)にて、ご希望の表情をお選びいただくことも可能です。
買付物件の内部
買付物件の内部の画像をお見せしましょう。
どうですか。。。。今回もホワイトパインの良木が沢山採り出せそうです。
90度の角も出ておりますし、手斧跡もばっちりです。
我々が販売しているBEAM材の大きな特徴は、この手斧跡です。この手斧跡の具合は、1本1本まちまちで、1つ1つの傷跡からは当時の人たちの息遣いが感じられるようです。
この手斧跡のBEAM材が、年々、入手が困難になってきております。数に限りがある、貴重な逸品です。
余談ですが、新しい角材(新材)を古く見せるために、わざと手斧跡を付ける人がいるようです。。。が、やはり新しい傷とオリジナルの古い傷は、全然違うのでは。。。。。と。
当社に買いにいらっしゃるお客様の中にも、「昔は、自分たちで傷をつけて偽物を作って施工していたが、時間がかかって(人件費がかかる)、見た目は、なんちゃって古材なんですよね。人件費を考えると、本物も偽物もほぼ同値ですから、やはり本物ですよ」というお客様も結構いらっしゃいますね。
やはり本物は本物ですよね。 個人的には、偽物も見てみたいものです。
古い釘
当社が、北米の解体現場から採り出しているBEAM材には、下記のような「角釘」が、刺さっております。
1本1本、当時の鍛冶屋さんが手作業で作った釘ですね。
錆び錆びです。
当社のお客様が、「せっかく本物の古材を使ってお店を作るので、釘も、本物を使いたいので、古い釘は、取り扱えませんか?」というご依頼も受けます。
BEAM材に刺さった状態のものは、残念ながら引き抜けませんが、解体時に取れた釘は、BEAM材を取り出した後の解体現場に、大きな磁石を引っ張って歩けば釘だけも取り出せます。
来年度は、頑張って古い釘も解体現場から取り出せるよう時間を作ってみます。
解体現場
ちょっと珍しい解体現場にやってきました。
通常は、田舎町に、ぽつんと立っている古い納屋や倉庫を買い付けることが多いのですが、今回は、町の中にある倉庫で、古い角材をそのままに、何度か、屋根や壁を改修した物件。よって、倉庫の外観は、あまり古さを感じませんでしたが、角材そのものは、非常に古いものである。
ある程度重機で解体してみると、でてきました。。。。。オリジナルの角材。 良い味が出てますね。
ここからは、手作業になり、解体時のダメージを受けないように、丁寧に取り出していきます。その後、検品をして、良いものだけをセレクトして、日本への出荷準備に入ります。
おかげさまで日本での販売が好調なので、角材など、在庫が非常に少なくなってきており、大変焦っております。 これから、ジャンジャン、入荷して来ますので、もうしばらく、お待ちくださいね。
ダコタアパート
ニューヨークにやってきました。
せっかくなので、ダコタアパート前。。。。
ジョンレノンが、1980年12月8日23時頃(米国東部時間)に当時住んでいたダコタアパートの南門前においてファンを名乗るマークチャップマンにより射殺された。
もう120年近い歴史を持つ超高級アパートである。(とここで、余談ですが、北米でこのような建物の年代の話を聞くと、いつも私は思うのですが、歴史が無い、と言われているアメリカには、このような建築物が120年前にすでにあったわけです。一方、日本の120年前の街並みってどうだったのか?建築は。。。。と。
勿論、日本にも、歴史的にも有名な古くて立派な寺院などがたくさんありますが、それは、あくまで一般市民が使える建築ではありません。となると、今の日本の建築物って、ほとんどが近代以降のもので、近代前の一般建築物は、どうなのかな。。。。」と。
ここにくると、当時私は日本で学生でしたが、深夜放送から突然飛び込んできたジョンレノン暗殺のニュースを衝撃を受けたことを思い出します。
ロック少年には、あまりにもショッキングな事件でした。
しかし、北米を色々回りますと、ニューヨークは特殊です。 車を使わずに、便利に移動できる町って、本当にありません。ニューヨークだけが、特殊で、まさに、東京と同じ。。。と、私は感じてしまいます。
古材の仕事では、田舎町ばかりなので、たまには、ニューヨーク、良い町です。
せっかくなので、ベーグルをいただきました。 ベーグルの種類も豊富で、悩んでしまいます。