古材でドア製作
北米で家具デザインをしている知り合いが、「古材を加工してドアを作った。。。」ということで、見に来ました。
高級住宅の施主様の希望のサイズ、希望のデザインに合わせて、ダグラスファーの古材を釘ごと製材して、製作したオーダードアです。
雰囲気出てますね。。。。製作期間は、複数枚の製作で、古材の吟味から始まって約3か月かかったようです。
良いものですが、日本では、無理ですね。。。。まずは、納期が駄目です。日本の物件は、まずは、短納期が多いので。
お施主様とデザイナー様が、相当まえもってドアのデザインが確定できれば、良いのですが、日本では、間際に最終仕様が決まったりしますので、こういった受注で作る一品物は、なかなか現実的ではありません。
この北米の物件は、施主のセカンドハウスかサードハウス(家を何件か持っている施主様のようです)なので、デザインもこだわって、古材にもこだわって。。。。。工期はあってないものだそうです。
こんな余裕がある仕事って、日本では、なかなかありませんよね。。。。
また、古材は、北米でも超高級品なので、一般的な住宅で見かけることはありません。
建材類は、ほぼ100%オーダーメイドで制作する超高級住宅でのみ、使われています。
参考までに、この高級住宅の中庭に面したパティオが上の写真ですが、芝生の奥は白っぽく写っておりますが、なんと、”湖”なんです。裏庭から湖に出ていける住宅です。
庭から湖に釣り糸を垂らして釣りもできるし、ボードで家の前から湖にも出られる。。。。。というような住宅でした。いやはや、羨ましい限りです。
家の地下室には、暖炉。
暖炉は、古いレンガを探してきて貼り、暖炉の上には、200mm-250mm角の、手斧跡の古材BEAMが鎮座しています。
2011-12-06