古材の加工
我々が北米で買い付けた解体現場からの古材各種は、釘が刺さっておりますので、日本の製材機械では、挽くことができません。
釘を引き抜いて。。。。。ということも色々やってみましたが、古い釘で釘の頭は飛んでしまっており、古材の奥のほうに残った状態のため、引き抜くこともできません。
無理やり古い釘を引き抜きますと、釘の周りごと、ごっそりと取れてしまい、古材も傷んでしまうため、釘ごと製材してしまいます。
ということで、今日は、北米で釘ごと古材を挽いてもらっている協力工場に訪問し、弊社オリジナル古材の製材具合の確認作業です。
弊社の古材フローリングなどは、北米のどこかで販売されているものではありません。原料を自分たちが買い付け、日本で受けそうなサイズやSPEC.を指定して、弊社のためだけに加工してもらいます。
このネットワーク作りも、長年の歳月を要しました。 やはり、なかなか釘ごと木材を製材してもらえる工場はありません。
ということで、我々の古材が日本に入ってくるまでには、色々な人の協力の上に成り立っている仕事です。
1本1本、1枚1枚に、愛着がわきます。
2011-11-26